マレーシアでは、コンドミニアムを借りる際に、家具家電一式が付いていることが良くあります。
日本でお家を借りるときには、家賃、間取り、築年数、立地・・・などが検討のポイントになると思いますが、ここマレーシアでは「Fully Furnished」(家具家電付き)か否か、という点も大きなポイントになります。
今日はそんなお話を。
家具家電付きが多い賃貸コンドミニアム
Fully Furnishedって、先ほど書いた通り基本的な家具家電はついていますってことです。
家具なら、ベッド、ダイニングテーブル、ソファ、テレビ台、デスクなど。
家電なら、洗濯機、冷蔵庫、テレビ、電子レンジ、オーブントースター、炊飯器、掃除機、などなど。
海外からいきなりやってきた自分のような身には大変ありがたいことです。
そして、モノを多く所有せず身軽に移動したいと思う人にとってもありがたいシステムだと思ってました。
もちろん、それでも入居日にはタオルとかシーツとか洗面用具など日用品を買い集めないといけないので、入居準備にはそれなりに手間はかかるのですが、自分で家具買わなくて良く、こだわらなければすぐに生活を始められるという点ではとても重宝しています。
でも、住んでみて改めて実感したことがあったので書いておきます。
Fully Furnished(家具家電付き)のデメリット
デメリットというのは言い過ぎかもしれませんが、住んでみて気づいたFully Furnishedならではの気になる点を書いていきたいと思います。
その1:家具家電の使用感が気になり始めると止まらない!
まずは、備え付けのものの使用感が気になっちゃうという点です。
家電はいいのです。
ちょっと汚くても(入居前にクリーニングしてくれたんじゃなかったの!?)除菌シートなどをダイソーで買ってきて拭き上げればいっちょあがり!です。
でも、ラグマットとかソファとか、はたまたベッドとか、若干気になっちゃいます。
これ、前の人が使ってたものなんだよね、と。
事実、これは私の経験でしかありませんが、枕や掛布団、シーツなどのファブリック類は新調してくれたわけではなく、ただカバーの部分を洗濯しただけみたいです。
いや、ちゃんと洗濯したかどうかも若干怪しい。(でもそこは一旦信じるとして。)
なんというか、顔を近づけてみると、ニオイカプセルがはじけるというか、嗅いだことのない新しい香りがするというか。。。
そんな感じで、なんとなく警戒感がこみあげてくる状態なので、ファブリック系は以下のように対処しています。
- リビングのラグ:丸めてソファの下へ(=使わない)
- 枕:新しいのを購入
- シーツ:新しいのを購入
- ソファ:新しく購入した布をカバー代わりに掛ける
その2:活用しきれないものは掃除の手間だけがかかる
コンドミニアムのお部屋を貸し出すオーナーは、借り手についてもらうためにお部屋のコーディネートにも気を使っています。
IKEAとかでお部屋一式コーディネートして、できる限りセンスのいいお部屋に仕立て、いい条件で貸し出せるようにしているようです。
なので、便利な収納家具とかベッドサイドのテーブルとか、はたまたバスルームのガラスのスモークとか(ベッドルームの中にガラス張りで存在していると使いづらいですよね)、住む人目線でいろいろ工夫してくれていることが多いです。
一方で、見た目を重視するあまり、住んでみると不要なものも多くあることに気づいたりします。
例えば、至るところに飾ってある絵や写真、それからお部屋に色を添えるフェイクグリーン。
住んでみると、ホコリ取りの掃除が面倒だと気づきます。
もちろんこれらがあることで、一気にお部屋がおしゃれに見えて、コーディネートセンスがない私としてはとってもありがたいのです。
だけど、掃除は極力簡単に済ませたい。
このずぼらな気持ちがおしゃれを上回ってしまって、結局これら装飾品はクローゼットにしまいこんでしまいました。
住み始めると気になるFully Furnishedあるある
私は特にきれい好きというわけでもないので、他人とモノを共用することにそれほど抵抗はないと思っていました。
でもいざ目の前にしてみると、「前の人がきれいに使っていたとは限らない!」という疑心暗鬼な気持ちが主張し始めてしまって、潔癖症的な対応を取ってしまうんですね、、、住み始めて実感しました。
特に、海外に来ているから、「みんなが自分と同じだとは限らない」という気持ちが強く働いている部分も大きいと思います。
とはいえ、これらご紹介した気になる点は自分の工夫でどうにでもなるし、家具家電付きの便利さの方がやっぱり大きいです。
なので今後引っ越すときもFully Furnishedを選ぶんだろうなーと思っています。