移住や駐在等でマレーシアに滞在している女性の皆さんの多くは、乳がんの脅威を大なり小なり感じながら生活されているのではないでしょうか。
一方で、海外暮らしをしていると、医療費の高さや言葉の壁などで健康診断を受けるハードルが高かったりしますよね。
そこで本記事では、マレーシア在住日本人になじみのある病院の乳がん検診パッケージ情報と、実際に私が受診したプリンスコート病院での受診記録をまとめました。
情報収集が難しかったり、海外での受診に腰が重くなっている人の背中を押せたら嬉しいです。
マレーシアの乳がん検診の受け方|健康診断のオプションか個別パッケージで
マレーシアで乳がん検診を受けたい!となった場合、日本で受けるのと同様、次のいずれかの方法で受診することになります。
- 健康診断パッケージに含めて受診
- 乳がん検診個別で受診
会社の健康診断に含まれているかオプションで追加できるようであれば、健康診断時にまとめて検査してしまうのが効率的で安心ですね。
ただ、私の場合は会社で健康診断提供されておらず自費で受診していて、このご時世で2年以上健康診断受けておらず、とりあえず乳がん検診だけでも先に受けておきたい!という状況でした。
そこで乳がん検診を(健康診断パッケージに含まれる形ではなく)個別で提供している病院はないか、思い当たる病院名で調査してみました。
ちょうど調べたのが10月で、「ピンクリボン月間」でもあったため、乳がん検診の情報も得やすいだろう、と調べてみたら案の定ヒット。
2021年版乳がん検診パッケージ情報
マレーシア在住日本人になじみのある病院の乳がん検診、2021年向けには以下のようなプロモーションが行われていました。
以下掲載しているものは2021年向けの情報なので、現時点では終了しているものが大半です。
ただ、2022年向けにも同様の検診が受けられる可能性が高いのと、後述するように各病院のインスタグラムでわかりやすく情報提供されているので、これから受けたい!という方は以下のインスタをフォローしておくのがおすすめです!
プリンスコート病院(Prince Court Medical Centre)
プリンスコート病院では10月の「ピンクリボン月間」限定で乳がん検診プロモーションが行われていました。
- 超音波:RM100
- マンモグラフィー(3D):RM230
- 上記両方:RM300
超音波検査のみでよい場合はRM100とかなりお手頃に受けられるのが嬉しいですね。
パンタイ病院(Pantai Hospital Kuala Lumpur)
- 超音波:RM140
- マンモグラフィー(3D):RM180
- 上記両方:RM280
パンタイ病院の場合はマンモグラフィーが比較的お得に受けられるようです。そしてこちらは12月末までプロモーションが有効というのもありがたい!
マハメル病院(Mahameru International Medical Centre)
- 超音波+マンモグラフィー+医師の相談:RM300
マハメル病院の検診はまるっと超音波+マンモグラフィー両方の設定でした。
ちなみに、インスタのフォロワーさんが教えてくれたところによると、健康診断パッケージに乳がん検診をオプションとして追加したときはもっと高額だったとのこと。
タイミングにもよると思いますが、やはり期間限定のプロモーションの威力はすごいですね。
プリンスコート病院での乳がん検診体験談(2021年)
ここからは、私が実際に受診してきた乳がん検診の体験談を共有していきますね。
受診したのは2021年10月末、KLCC近くのプリンスコート病院(Prince Court Medical Centre)にて。
私の乳がん検診記録
- Prince Court Medical Centre(プリンスコート病院)
- 2021年10月末
- 乳がん検診(超音波検査のみ)
- RM100
予約なしで訪問、受付で告げられた待ち時間は2時間
上記のインスタグラムで検診のプロモーション情報は得ていたものの、電話苦手だしメールも面倒だなとしばらく腰が上がらなくなっちゃって、結局最終週まで放置・・・
インスタのフォロワーさんから「予約なしで行ってきた!」との情報をゲットした私、ついに重い腰を上げてウォークインで訪問。
病院の総合受付で「乳がん検診受けたいんですが、受付どこですか?」と聞くと、受付の方が優しく道案内してくれました。
場所は病院の入り口入って右側に数十メートル進んだところにある「放射線科」。
受付で「予約してないのだけど乳がん検診受けたいです。超音波のみで」と伝えたところ、
「女性医師が良ければ2時間待ち、男性医師なら待ち時間なしで受けられるけどどうする?」
と聞かれました。
2時間ならと女性医師でお願いすると、バーコードシールを渡され、近くにある検査受付まで移動。
ちょうどその日は乳がん検診以外の超音波・MRIなどの検査も立て込んでいたようで、待合には大勢の人が待っていたので、私はカフェで40分ほど時間を潰して順番を待ちました。
診察開始、実際の待ち時間は約1時間
40分ほど院内のカフェで過ごしてから検査受付に戻ったところ、すぐに名前を呼ばれました。
着替えに案内され、そのまま診察室へ入りいよいよ超音波検査です。全部含めて15分くらいで終了。
実際にかかった待ち時間はだいたい1時間ちょい、病院に入り受付してからお支払いを済ませて退出までトータルで1時間半、といったところです。
(おそらく、いろんな検査の方が立て込んでいたので、待ち時間を保守的に伝えてくれていた様子)
過去の検診結果も考慮した診察
肝心の診察の方も手際よく丁寧。女医さんの他にアシスタントの看護師さんが帯同してくれました。
医師「家族に乳がんにかかった人はいる?」
私「いえ、いません」
医師「OK、じゃあ診ていくね」
診察が始まると、看護師さんがパソコンを見ながら私の過去の健康診断結果をチェック。
看護師「前回の乳がん検診は〇〇年で右胸のX時の方向に良性の所見がありました」
医師「OK、じゃあその辺よく見てみましょうね」
私(よかった!前回の結果持ってきたけど看護師さんが一言一句伝えてくれてる!)
医師「うん大丈夫だね、前回の所見の箇所も全く問題なかったよ。OKです」
ということで、結果も過程もなんだか安心できる診察でした。
おわりに
マレーシアで受けられる乳がん検診のプロモーション情報と、実際に検診を受けてきた体験談を紹介しました。
乳がんって、女性にとって身近な脅威でもあるので、検診を受けなきゃなーっていう不安感みたいなものを持っている方も多いと思います。
でも不安な分、なかなか行動に移すのが大変だったりしますよね。
この記事を読んで、よし行ってみよう!という気持ちになってもらえたら嬉しいです。